ホーム > ニュース > 「会津UV漆グループを発足」 新たな会津ブランドの誕生を目指す

会津塗で新たな戦略 漆関連3社がUV漆塗料で商品開発へ

約420年の歴史を誇る会津塗を盛り上げようと、福島県会津若松市の漆関連3社が「会津UV漆グループ」を設立した。紫外線(UV)で硬くなる漆を含む「紫外線硬化型漆塗料(UV漆塗料)」を使った商品開発を目指し、国内外に会津の伝統産業をアピールする。
3社は漆塗装の「ユーアイヅ」、会津漆器製造販売の「三義漆器店」、仏壇仏具製造の「保志」。
UV漆塗料は、ユーアイヅと福島県が独自に開発した技術。約2週間かかる漆の乾燥時間がわずか約1分で済み、生産性を大幅に向上できる。塗装膜が硬いため傷が付きにくく、金属など多様な素材に塗れる長所もある。
グループは、生活様式の変化などで需要が落ち込む会津漆器の将来に危機感を持った3社の社長が意気投合して設立。今後、酒器や会津木綿といった特産品とのコラボレーション製品の開発、車の内装への応用などを検討し、「会津UV漆」のブランド化を目指す。
3社は31日、会津若松市内で記者会見した。グループ代表の五十嵐孝ユーアイヅ社長は「3社の良いところを生かして新しい会津塗を提案したい」と語った。
曽根佳弘三義漆器店社長は「会津塗の伝統を守り、広めるために攻めていく」、保志康徳(株)保志社長は「若者が地元で働きたいと思う魅力ある産業にしたい」と述べた。



国立歴史民俗博物館で展示している紫外線硬化型漆塗料を使った自動車

  (左から)曽根社長、五十嵐社長、保志社長


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